ごみと不用品の力学
公園がいつもきれいなのはごみを片付けてくれている人がいるから

公園がいつもきれいなのはごみを片付けてくれている人がいるから

公園に行ったときに、ごみが散らかっているのを見たことがある方も多いでしょう。お弁当などを公園で食べる方も多く、出てしまったごみをその場に放置していたり、飛ばされるなどして散らかってしまうことがあります。 ごみ箱が設置されていてもそれに入りきらず、周辺に置かれているものも少なくありません。大きなイベントなどがあるときには特に多くのごみが出てしまいます。こういったごみは誰が片付けているのでしょうか。

団体など公園の持ち主が行うことが多くあります まず挙げられるのが公園の管理者です。自治体や企業、団体など公園の持ち主が行うことが多くあります。自ら行えない場合や行う人員を確保できない場合には、清掃業者に委託することもあります。 公的な公園の場合には、国や自治体が所有管理をしていることが多く、そこで清掃やごみの処分を行うとなると、税金が使われることになります。本来は別の目的で人の暮らしに役立つはずだった予算が、公園のごみの多さに対応するために余分に必要となり、私たちの暮らしに悪影響を与えてしまう恐れもあるのです。

そのイベントの主催者が清掃や処分を行うことが多いでしょう 大きなイベントが行われるような場合には、そのイベントの主催者が清掃や処分を行うことが多いでしょう。この場合も、ごみを片付ける費用がイベントの予算などに反映されてきますので、まわりまわって利用する人に影響を及ぼしてきます。 管理者だけではごみの片づけが行き届かない場合、ボランティアで清掃や処分を行うこともあります。管理する人や業者がいたとしても、常に見ているわけにはいきません。ごみで汚れた状態をそのままにしていたら治安にもかかわってくるので、地元の自治会や学生ボランティアなどで定期的に清掃を行うこともあります。 個人的に街をきれいにする活動を行っている方もいます。このような多くの人の努力できれいな公園は維持され、心地よく利用できるのです。

できるだけ負担を減らしていけるように、一人一人が公園にごみを捨てないこと、きちんとした捨て方をして迷惑をかけないことを心掛けていきたいものです。