ごみと不用品の力学
ごみの埋め立て地の限界はもうすぐ

ごみの埋め立て地の限界はもうすぐ

わたしたちがごみを捨てるとき、可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ、資源ごみと、大きく4つに分類しています。

これらのごみはそれぞれ専用の処理施設に運ばれ、可燃ごみは燃やし、不燃ごみや粗大ごみはは細かく砕くことでリサイクルできる部分と燃やせる部分に分けて処理します。

資源ごみはその名の通りリサイクル施設へと運ばれリサイクルされます。

この燃やしたときに出た灰で他に使い道がなかったものは、埋立地へと運ばれて埋め立てられるということになっています。
この埋め立てが始まったのは江戸時代初期と言われています。

埋立地へと運ばれて埋め立てられるということになっていますこの時代にはまだ灰にしてからではなくそのまま埋め立てていたので、臭いや伝染病の問題もありました。昭和の中ごろには、処理をした後に、海に埋立地を作り、ごみを処理するようになりました。

5年もしないうちにいっぱいになってしまう この最初に作られた海の埋立地も、5年もしないうちにいっぱいになってしまい、昭和52年には新しい埋立地を作り、使い始めました。このころには人口も増えたことでごみの量も増えてしまい、今のように、リサイクルできるものはできる限りリサイクルに回し、埋め立てるものはしっかりと燃やしてかさの少ない灰にしてから埋め立てるようになりました。

さらに新しい埋立地を建設して現在使用しています しかしこの埋立地も平成には限界が近づき、さらに新しい埋立地を建設して現在使用しています。

この埋立地も、今のままのごみの量が続いてしまうと、あと20年ほどでいっぱいになってしまうと言われています。さらに海上に埋立地を作るということは、場所がなくてもう難しいとされていますので、捨てたごみの行き場所はもうなくなってしまい、ごみの問題はますます大変なことになっています。

今できることは出るごみの量を減らすということです 埋め立てる場所が限界に近づいている以上、今できることは出るごみの量を減らすということです。

個人個人の努力で、3つのR、リデュース(ごみを減らす)、リユース(繰り返し使う)、リサイクル(再び資源として活用する)を心がけていくことがとても大切です。